もう一度観たいあの映画 VOL.22 『シャイニング』

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「もう一度観たいあの映画」VOL.22 『シャイニング』

監督:スタンリー・キューブリック 原作:スティーヴン・キング 主演:ジャック・ニコルソン
【STORY】
コロラド・ロッキーにあるリゾートホテルに小説家志望のジャック・トランスと妻ウェンディ、そして予知能力を持つ息子のダニーが冬期の留守管理のためこのホテルに住み込むことになる。だが、ここは以前勤めた管理人が、気が狂って家族を斧で惨殺し自分もライフルを口に咥えて自殺したいわくつきのホテルだった…。猛吹雪と氷雪で外界と閉ざされた中、トランス一家は次第にホテルの持つ不気味な魔力にとらわれていく…。

【REVIEW】
冒頭、ジャック(ジャック・ニコルソン)がホテルの管理業務に関して支配人から説明を受けるシーンがあります。実はここでこのリゾートホテルのシチュエーション(恐ろしさ)をほぼ説明しています。冬の間、5ヵ月間は雪で外界と閉ざされること、以前勤めた管理人が、気が狂って妻と双子の娘を斧で惨殺して、自らもライフルを口に咥え自殺したことなど…そうなんです、いわゆる事故物件です。
そしてこのホテル、客室はおそらく100ぐらい(想像です)、ロビーも広いし宴会場も複数あるリゾートホテルです。この広大なホテル、そして事故物件を家族3人で管理する…しかも一人は5歳の子供ですよ。ちょっと無謀すぎませんか?
さらに息子のダニーは、予知能力〝シャイニング“を持っていて、空想の友達トニーがいること、そして、ジャックはダニーに暴力をふるって、肩を脱臼させたことがあること、広大な庭園には迷ったら出てこられないような巨大な迷路があることなど…
これだけ条件がそろっているので、ホテルに住み込んだ途端、すぐに怪奇現象が現れます。ダニーは双子の娘に遭遇するは、ジャックの顔つきはすぐジョーカーのようになるは…。氷雪に閉ざされたホテルの中で、狂気と恐怖の世界が始まります。

最後に気になるシーン。
ジャックから追われたダニーがキッチンに逃げ込み、ステンレス製の引き出しの中に隠れるシーンがあります。これ「ジュラシック・パーク」でラプトルに追われて子供たちが隠れるシーンに似ています。スピルバーグのキューブリックに対するオマージュなのでしょうか。気になります。

本作ですが、4月から復活する「午前十時の映画祭11」にもラインアップされています。
◇『午前十時の映画祭11

この映画には続編があります。40年後のダニーが主役です。
◇『ドクター・スリープ

キューブリックと言えば
◇『2001年宇宙の旅

スティーヴン・キング原作の映画は数数えられないぐらいありますが…
◇『ペット・セメタリー

ニコルソンのジョーカー、これも怪演でした。
◇『バットマン

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作品紹介

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